複数のグラボを使ってマイニングをするときにはメモリ容量にご注意を！

コツコツとグラフィックボードを増やし合計4枚になって喜んだのも束の間、グラフィックボードが認識されなくなったりOSの挙動が不安定になったりと散々な目にあいましたが、何とか解決ましたので問題発生から解決までの道のりをご紹介します。

マイニングリグ構成

マイニングリグ1号機の構成はマザーボード（H87-Plus）のPCIeが4スロット、メモリは8GB、SSD500GB、OSはWindows 10Homeで、マイニングアプリはNiceHashQuickMainnerを使っています。

RTX3070はライザーカードとの相性が悪いと聞いたので、マザーボードのPCIe×16スロットに取り付け、他の3枚はライザカードに取り付けました。

3枚までは問題なかったのに4枚目をつけたらエラーが出た

グラフィックボードが3枚のときは何の問題もなかったのですが、4枚目を取り付けるとNiceHashQuickMinnerのベンチマークで3枚しか認識されないじゃないですか！

NiceHashQuickMineer設定を変えたり再インストールをしたところ、ベンチマークは完了しましたが、マイニングが始まると4枚中3枚しか動作していない・・さらに動作しないグラフィックボードは毎回違うし・・

OSはWiFiが認識しなくなったり、1分後に再起動をする謎エラーが発生し、OSを再インストールしても解決しませんでした。

など、原因を探ろうとするたびに、挙動が怪しくなるので本当に時間がかかりました

不具合解消！原因はメモリ不足でした

ただ、すべてマイニングソフト起動後に発生するので、次のような推測をしました

グラフィックボードのドライバエラー

nVidiaのサイトより最新ドライバを入れなおしても改善しませんでした。

しかも4枚ともnVidiaチップのグラボなので相性問題ではなさそう・・

ということで、この推測ははずれでした

ライザーカードなどのノイズ

ノイズのことはイマイチよくわからないのですが、4枚程度でノイズの影響が出るかな？と思いつつもいろいろ調べたところ、ノイズが原因のときはグラフィックボードそのものが認識されないことが多いそうです。

デバイスマネージャで確認したところ、バッチリ認識していたのでノイズでもなさそう・・

ということで、この推測もはずれでした

セキュリティソフトによるエラー

セキュリティソフトがNiceHashQuickMinnerをマルウェアとして認識して不具合を起こしているのかな？と推測しました。

OSを入れなおしてファイアウォールを切って、WindowsDefenderを切っても同じような不具合が起こるのでどうやらこれも違うようです。

そもそもNicehashで3枚は動いているのでセキュリティ関係ではなさそう・・

ということで、この推測もはずれでした

BIOSのバージョンが古い（BIOSのPCIe設定）

BIOSのバージョンが古かったり、PCIeの設定を変えることで不具合が解消することもあるらしいので、とりあえずBIOSを最新にしました

ただ、正直PCIeの設定はよくわからないので、とりあえずBIOS更新した状態で確認したところ・・・やっぱり駄目でした

BIOSの細かい設定はとりあえず保留で次の案に移りました。

メモリ不足

この時点で5時間くらい経っていて、もう見るところないなと思い、タスクマネージャを何となく見ていると・・・メモリのコミット済みが24GB/24GBになっていました

これか！！これが原因か！！

もともと2枚目を追加したときに仮想メモリを16GBに設定していたので、まさか仮想メモリ16GBを食いつぶしているとは思ってもみませんでした

ということで、仮想メモリを32GBにしたところ、問題なく4枚ともマイニングを開始してくれました！！

ちなみに、WiFi通信も安定しました。

まとめ

マイニングに関する記事ってまだまだ少ないし、複数枚のグラボ利用時のエラーなどは本当に調べるのが大変でした

ただ、今回の件で改めてメモリの大事さを勉強したのと、不具合時にチェック項目にメモリのコミット済チェックは必須だと痛感しました

今回は本当に悩んだので、同じように悩んでいる人がこの記事を参考にしてもらえたらうれしいです（検索順位が低いけど・・）