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社内SEのお仕事 #1 – 社内SEはなんでも屋 –

本業では中小企業の社内SE(ひとり情シス)をしているほりぽたです。

みなさんの会社には社内SEと呼ばれる人や、情報システム部と呼ばれる部署があり、普段どんなお仕事をしているのだろう?と気になった人や、将来は社内SEのお仕事をしてみたい!という人もいらっしゃると思います。

今回の連載「社内SEのお仕事」で、社内SEのお仕事内容を知っていただけたらうれしいです

業種や会社によっても内容が異なりますが、ほりぽたは過去に数社で社内SEをしており、次のような業務をしてきましたので、今後、何回かにわけてご紹介していきますが、今回は実際のお仕事内容を紹介する前に、社内SEに必要な能力、向いている人向いていない人などをご紹介します!

社内SEのお仕事

社内SEのお仕事は、一言であらわすと「なんでも屋」です。

建築でいうならば「工務店」、病院でいうなら「診療所」という感じでしょうか?ちょっとしたことは自分自身で解決し、複雑なことは協力会社に発注して管理するそんなお仕事です。

社内SEのお仕事
  1. 社内インフラ(ネットワーク)の構築
  2. PCのキッティング、アップデートや廃棄などの処理
  3. 情報機器・情報資産の管理
  4. 社内サーバ(AD、ファイルサーバなど)の運用、保守
  5. クラウドサービスなどの導入、運用
  6. 社内ヘルプデスク・インストラクション
  7. 簡易ツール(C#、VBA、GASなど使える言語で)の作成、運用
  8. 個人情報監査、セキュリティ監査の書類作成、立ち合い
  9. 営業に随行して商品のシステム説明および仕様書作成など
  10. Webサイトの更新や名刺、パンフレットの作成印刷など

お仕事内容は次回以降にするとして、今回は社内SEに必要なスキル、向いている人向いていない人など、ほりぽたなりに思うところを綴っていこうと思います!

広く浅い知識と技術が重要

社内SEは「なんでも屋」のとおり、日々様々な案件が持ち込まれます。

例えば、PCが動かなくなった、ネットが遅い、プリンタで印刷ができない、CSVデータを加工してほしい、お客さんにシステムの流れを説明してほしい、リモートワークをできるようにしてほしい、などなど枚挙に暇がないです。

営業ならば販売する、開発なら作るなど、勉強で例えると特定の教科は5だけど他の教科は2といったスペシャリスト型が求められますが、社内SEの場合はオール3でところどころ4があればさらに良い!という感じの汎用型というか平均型が求められます。

求められるスキルは、PCのキッティングや社内ネットワークの構築はもちろん、Officeソフトやクラウドサービス、WebやDTPのスキルもあったほうがいいです。

最近では動画制作、配信をしたいとか、UTMやVPNの導入の相談もあります。

コーディング能力よりも協力会社に指示ができる人

社内SEは自らコーディングすることはあまりなく、自社開発部へ依頼したり協力会社へ発注をします。

このとき重要なことは、発注元(営業や経営者など)の意図をしっかりと理解し、開発部門へ伝え、その後の進捗を管理することです。

また、社内向けクラウドシステムなどを導入するときは、社内SEがクラウドサービス提供会社と打ち合わせをすることも多く、社内の意見をまとめて協力会社と連携をすることもあります。

こういうときは、社内の人よりも協力会社の人と仲良くなり、そのまま転職する人もいたりいなかったり・・

ちなみに、そうはいっても社内向けツールなどで簡単ものはVBAやGASを使ってコーディングすることもあります(たまに書くと楽しい)

コミュニケーションが苦手な人は向いていないかも

社内SEの1日は、打ち合わせ、案件の制作や発注、報告書(手順書)の作成がほとんどです。

自分で制作物を作ったり、報告書、手順書を作っているときは無口でいいのですが、その他の場面ではメインとなって説明したり相談に乗ったりする必要があります。

打ち合わせの相手がお客さんのときもあれば、社内のメンバーや経営者、協力会社の人など多岐にわたりますので、いろいろな人や初対面の人と話すのが苦手な人は少し難しいかもしれません。

当然、合う人もいれば合わない人もいるので、なかなかストレスが溜まるときもありますw
ほりぽたは、リテラシーとデリカシーのないバブル世代のおっさん&おばはんが苦手です

いい人は向いていないかも?

そんなこんなでいろいろとご紹介しましたが、最後は性格的な話で締めようと思います。

社内SEは、突発的な対応が非常に多いお仕事ですので、労働時間も長くなりがちです。

ただ、すべての案件に付き合っていると時間もなくなり、休息時間や自分自身のスキルを高める勉強時間もなくなってしまいます。

ですので、仕事は仕事と割り切る姿勢を見せることや、時には断ることが大事だとほりぽたは考えています。

例えば、少しググったらわかること(ggrks)、営業資料作成依頼(パワポマシンか!)、時間外での相談(窓口は終了しました)などは、鋼のメンタルで断ることも必要です。

経験上1ヶ月もすれば、ちゃんとしてくれることが多いです(バブル世代を除く。。

まとめ

最後は愚痴っぽくなりましたが、社内SEのイメージは持っていただけたでしょうか?

ここで紹介しているのはあくまで、従業員50名程度の中小企業で社内SEを専門としているほりぽたの実例です。

なお、中小企業では情シスはひとりしかいないことが多いです(ひとり情シス)

ほりぽたは今までに何回も転職していますが、そのたびに正社員で仕事が決まっているのできっと需要のほうが供給より多い業界だと思います。